初めて個別株に投資したとき、値動きが激しくて毎日証券口座アプリを見ては一喜一憂して疲れてしまったことがあります。
元本割れの状態が長く続き、売却できないまま投資資金がロックされて、機会損失になってしまったこともありました。
あのとき、投資にはいろんな種類のリスクがあることをもっと知っていれば、心構えも対応の仕方も変わっていたと思います。
この記事では、投資初心者の方に向けて、投資リスクの種類と、そのリスクとどう付き合っていけばいいかを僕なりの経験も交えて解説します。
投資のリスクとは?
投資における「リスク」とは、単に「危険」という意味ではありません。
実際には「結果が不確実であること」、つまりリターンが良くなる可能性も悪くなる可能性も両方含んでいる、という意味で使われます。
ここでは、投資初心者の方が最低限知っておきたい代表的なリスクの種類を紹介します。
価格変動リスク(値動きリスク)
株式や投資信託の価格が日々上下することによるリスクです。
景気動向やニュース、企業の業績などによって価格は常に変動します。
僕自身、個別株を持っていたときはこの値動きに振り回されて、アプリを開くたびに一喜一憂していました。
投資が怖いと感じるのは、実はこの価格変動リスクへの反応として自然なことでもあります。
投資が怖いのは普通のことだと感じた理由も、あわせて読んでみてください。
信用リスク(デフォルトリスク)
投資先の企業や国が財政難などに陥り、利払いや元本の返済ができなくなるリスクです。
個別の株式や社債を持つ場合は、この投資先固有のリスクを意識しておく必要があります。
流動性リスク
売りたいときにすぐ売れなかったり、希望する価格で売却できなかったりするリスクです。
僕が元本割れの状態で売却をためらっていたときも、まさにこの「資金が動かせない」状態が長く続き、他の使い道に回せる機会を逃してしまいました。
為替リスク
外国の株式や投資信託に投資する場合、円と外貨の交換レートの変動によって資産価値が変わるリスクです。
オルカン(全世界株式)のような商品も、海外資産を含むため為替の影響を受けます。
オルカンとS&P500の違いについては、オルカンかS&P500か迷っている初心者へで詳しく解説しています。
インフレリスク(物価変動リスク)
物価が上昇すると、同じ金額のお金で買えるものが少なくなり、実質的な資産価値が目減りするリスクです。
現金や預金だけで資産を持ち続けることにも、このインフレリスクがある、という点は意外と見落とされがちです。
リスクとどう付き合っていけばいい?
リスクをゼロにすることはできませんが、付き合い方次第で不安を小さくすることはできます。
ここでは、僕が個別株で疲れてしまった経験から意識するようになった考え方を紹介します。
分散投資でリスクを分ける
ひとつの企業や国に集中して投資すると、その投資先固有のリスクをまるごと引き受けることになります。
複数の資産や地域に分散しておくことで、ひとつが値下がりしても他でカバーできる可能性が高まります。
長期・積立でタイミングのリスクを減らす
毎月一定額をコツコツ積み立てていくことで、価格が高いときも安いときも自動的に買うことになり、購入タイミングを見極める難しさから解放されます。
短期的な値動きに一喜一憂しにくくなるのも、積立を続けるメリットだと感じています。
この考え方については、ドルコスト平均法とは?なぜ僕は暴落時まとめ買いを選ぶのかでも詳しく触れています。
りく正直、値動きの荒い個別株で疲れてしまってからは、僕は値上がり狙いの個別株には手を出さなくなりました。今はオルカンの積立を軸にしつつ、下落したタイミングで増配株をスポット購入するというスタイルに落ち着いています。
集中投資を避ける
資産や余裕資金を一点に集中させてしまうと、流動性リスクの影響も大きくなります。
僕が経験したように、元本割れの状態で資金がロックされてしまうと、他に使いたいときに動かせなくなってしまいます。
生活防衛費を確保したうえで、無理のない範囲で投資に回す金額を決めることも、リスクとの付き合い方のひとつです。
まとめ
投資のリスクには、価格変動リスクや流動性リスク、為替リスク、インフレリスクなど、いくつかの種類があります。
リスクをすべてなくすことはできませんが、種類を知って分散・長期・積立を意識するだけで、付き合い方はずいぶん変わってきます。
僕自身、個別株で疲れてしまった経験から、コツコツ積み立てるスタイルに落ち着きました。
まずはリスクの種類を知ることから、資産形成の一歩を踏み出してもらえたらうれしいです。
証券口座をまだお持ちでない方は、証券口座の開設方法を初心者向けに解説した記事もあわせてご覧ください。








